ログ8

テーマ

・金融政策を、単なるメソドロジーの観点からでなく、マクロ政策として捉えなおす。

・物価と為替レートについてはいったん横に置く。

既に分かっていること

 ・金融政策のうち、(金利操作ではなく)金利「誘導」を目的とする公開市場操作は、資金吸収/放出を通じて市中の資金量の調節を行う。

知りたいこと

 ・中銀の目標とその達成手段としての金融政策について概要を復習する。

調べ方

 ・「現代の金融入門」第3章を(ポイントを絞って)読む。

分かったこと

1.金融政策の目標

 <新たな合意>

・中銀の役割は、短期的な景気変動(「振れ」)を均しつつ、中長期的には物価の安定を目指すこと

中央銀行の独立性>

・中銀の独立性が欠けると、インフレ(短期的な経済改善)を引き起こしかねない

<裁量かルールかを超えて>

ケインズ派(総需要の管理、裁量)とフリードマンマネタリスト派(ルール、マネーストックの伸び率を一定化)が存在。

・一定の裁量の範囲(期間)内で、一時的なインフレを許しつつ、金利の誘導水準を達成することが必要。

 2.金融政策の実際

<操作目標:マネーか金利か>

マネーストックと銀行貸出を同値と仮定する。銀行が需要した資金量が翌日のマネーストック、ひいてはハイパワードマネーの需要量。

・オーバーナイト金利の誘導目標のもとで、受動的にハイパワードマネーを決定するのが中央銀行

金利コントロール

・いくらハイパワードマネーが供給されても金利が高ければ借りられない。そこで、中央銀行は当面の誘導金利を設定する。

マネーストックは、金利誘導の結果として決まる内生変数にすぎない。

<金融政策の手段>

・オペには、一時的なショックを吸収するものと経済成長の結果生じる現金需要に応えるものが存在。前者が共通担保オペ(担保の範囲内で借り入れる、入札制)、後者が長期国債の買い切りオペ。

 

さらに知りたいこと

 ・<金利コントロール>の残り、<金融政策の手段>、および3.金融政策の効果についても要約。

調べ方

 ・同章を読む。

活用方法

 

備忘・キーワード

 

参考