ログ13
テーマ
・プロジェクトマネジメントの概要
既に分かっていること
・今から自分が行おうとしている作業に、恐らくプロジェクトマネジメントの概念を導入する必要があること
知りたいこと
・マネジメントの具体的なプロセスの概観、キーワード発見
調べ方
・書店で見つけた本に関しての目次マトリクスづくり
・
ブログ | プロジェクト管理ツール SI Object Browser PM | プロジェクトマネジメント講座
分かったこと
・プロジェクトは、定義→計画→実行→管理(監視)→終結の順に行う。
・定義段階では、プロジェクトの成功や要求事項を定義する(スコープマネジメント)。また、成果物や作業範囲を定義する。
・スコープは、大きく分けて2種類。①作業スコープ:「何をやるか」、成果物スコープ:「何を作るか」。①から、②を導いていく。
・計画段階では、作業スコープを具体化するために、WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)を作成する。その際は、作業スコープをイメージするために、マインドマップを作成することが有用。
・キーワード:WBS、スコープマネジメント
さらに知りたいこと
・上記の視点を、どう自分の作業に適用していくか。
調べ方
活用方法
備忘・キーワード
参考
ログ12
テーマ
・マクロ経済政策としての金融政策の再位置づけ
既に分かっていること
・金融政策の手段と効果の概要
知りたいこと
・為替政策とマクロ経済政策の連関
調べ方
・「身近に感じる国際金融」第4章3
分かったこと
・開放経済において、財政金融政策は効果を持ちうるかどうかを検証するのがマンデル=フレミングモデル。その命題は、(1)変動相場制下において、金融政策は有効だが財政政策の有効性は限定的、(2)固定相場制下において、財政政策は有効だが金融政策は有効的でない。
・同モデルは、3つの仮定に依存。①小国(外国の動向が自国に影響する)、②自由な資本移動(為替取引、海外への融資、海外からの借り入れが自由に行える)、③物価の硬直性(資産価格の動きに対して、財/サービスの価格の動きは緩慢)。
・変動相場制下での金融政策の波及経路は二つ。A「国内チャネル」とB「国外チャネル」。ここで、金融緩和=名目金利の低下を行った場合、Aでは、仮定③により、実質金利が低下。すると、国内での投資が増加し、国内生産が拡大。
・このとき、Bでは、仮定②より、金利平価が成立。このとき、自国通貨は減価。③から、物価は不変のため、実効為替相場が減価。輸出量が増え、輸入量が減少(=需要が、外国財から自国財にスイッチ)するため、国内での生産が増加。
さらに知りたいこと
・変動相場制下の財政政策の効果。
・(日銀の)非伝統的金融政策と為替相場
調べ方
・同書同章。
活用方法
備忘・キーワード
参考
ログ11
テーマ
・国際金融論における為替の基礎的事項の確認
既に分かっていること
・為替相場の決定要因等に関する実務的な知識
知りたいこと
・改めて、為替相場に関する教科書上の整理。
調べ方
・「身近に感じる国際金融」
分かったこと
・実質実効相場=(邦貨建て名目為替相場*外国の物価)/自国の物価。名目為替相場において邦貨が弱含んだとしても、海外物価の下落率の方が大きければ輸入量は減らない。
・実効為替相場:通貨の価値が、世界の諸通貨に対して平均してどれくらい上昇または下落しているか。例えば、2015年時点で、日本の輸出総額の2割が対米、5割が対アジア、1割が対欧。この時、円の実質為替相場がドルとアジアの諸通貨に対して2%円高になったとしても、同時に対ユーロで14%割安になっていれば、日本の実質実効為替相場は不変であり、輸出総額は変わらない可能性。
さらに知りたいこと
調べ方
・同書。
活用方法
備忘・キーワード
参考
ログ10
テーマ
金融政策の復習続き
既に分かっていること
<金融政策の手段>
・補完貸付:(公定歩合を使った相対貸付)有事の資金供給手段
・補完当座預金制度:準備預金への付利制度
3.金融政策の効果
<金融政策の有効性>
・実質利子率が支出活動に影響する。
・人々の期待インフレを安定化しつつ、名目利子率を上下することで、実質利子率をコントロールすることが中銀の役割。
知りたいこと
①”仮に、景気過熱でインフレが起きているとき、実質利子率は自然利子率を下回っている”の部分が直観的に理解できない。「需要過多で物価が上がっているとき、期待インフレも同様に上がっている」という前提なしには成り立たないのでは?
②ゼロ金利制約とデフレの関係
③金融政策の効果の残り部分
調べ方
・同章
分かったこと
①前後の文脈から、インフレ率が高どまっているとき、期待インフレ率も高いと理解。
②経済ショックにより、自然利子率がマイナスになるときには、実質利子率もマイナスにすることで均衡を達成したい。 もっとも、例えば日本の90年代においては、長年物価がゼロ近傍で推移し、人々のインフレ期待が見込めなかった。こうしたもとで、ゼロ金利制約が存在したため、実質利子率が自然利子率を上回り続けていた。こうした際には、自然利子率がプラスで推移するよう、経済に働き掛けるしかない。
③<金融政策ルールとフィリップス曲線>
・金融政策ルールとは、テイラールール。インフレ率が均衡を上回る時(インフレギャップがプラス)、または総需要が総供給を上回る時(需給ギャップがプラス)、政策金利を引き上げるというもの。
・従来のLM曲線ではなく、このテイラールールで金融政策ルールを決定するのが現代の金融政策。加えて、IS曲線と(修正)フィリップス曲線も仮定。
・フィリップス曲線は、インフレ率と失業率の負の関係を表現。実際の失業率が自然失業率を下回るとき、労働力は需要過多とみられる。このとき名目賃金は上昇、物価は上昇。景気と物価抑制はトレードオフ。
・一方、フリードマンらは、将来のインフレ率予想を用いてフィリップス曲線を修正する必要を主張。これは、将来の高いインフレ率予想があれば、労働者は賃金上昇を希求するため。したがって、修正フィリップス曲線が、マクロ経済学の総供給の条件。
・以上みてきたように、総需要でも総供給でも、予想インフレ率がパラメータになっていることが現代マクロ経済学の特徴。
さらに知りたいこと
①IS曲線と金融政策の連関。そもそも、何に関するIS曲線を想定しているのか?
②本邦では、自然利子率を引き上げる政策が行われている/きたのか?
③従来のLM曲線とは、貨幣に関する需要供給曲線と理解し、マネーストックの増加が物価を規定する、といったものを想定しておけばいいのか?
④次の教科書探し。
⑤マクロ経済学の総需要曲線とは?
調べ方
活用方法
備忘・キーワード
参考
ログ9
テーマ
・金融政策を、単なるメソドロジーの観点からでなく、マクロ政策として捉えなおす。
・物価と為替レートについてはいったん横に置く。
既に分かっていること
・中銀の役割と独立性の重要さ
・裁量/ルールの柔軟性ある政策
・2種類のオペ(一時的なショックの吸収と成長資金供給)の存在
知りたいこと
調べ方
・「現代の金融入門」第3章を(ポイントを絞って)読む。
分かったこと
<金融政策の手段>
・かつて公定歩合は市中金利を下回っていたが今は逆。公定歩合を使った相対貸付は「補完貸付」として、有事の資金供給手段を手段となっている。
・預金準備率操作はほとんど行われていない。準備率の引き上げはすなわち資金需要、ハイパワードマネーの需要増。
・なお、準備預金は従来無利子だったが、付利が一般的に。本邦では「補完当座預金制度」と呼称。もしも金融機関が無制限に準備預金を積めるのであれば、この金利が短期金利の下限。
3.金融政策の効果
<金融政策の有効性>
・実質利子率が、支出活動に影響する。
・長期均衡に対応する実質利子率を、自然利子率と呼ぶ。
・均衡からの経済の乖離を避けるため、実質利子率を自然利子率に近づけるのが中央銀行の役割
・ただし、中央銀行がコントロールできるのは名目利子率。特に短期金利のみをコントロールできる。
・人々の期待インフレに変化がないもとで名目利子率を引き上げれば、その分実質利子率も上がる。もっとも、名目利子率の引き上げと同時に、もしも期待インフレも同じだけ高まれば、実質利子率は不変。
・したがって、人々の期待インフレを安定化することが重要。少なくとも、名目利子率を変化させたときの期待インフレ率の変化(弾力性)を、小さく(1以下に)したい。
・仮に、景気過熱でインフレが起きているとき、実質利子率は自然利子率を下回っている。この時中央銀行は名目利子率を上げて対応。
さらに知りたいこと
・”仮に、景気過熱でインフレが起きているとき、実質利子率は自然利子率を下回っている”の部分が直観的に理解できない。「需要過多で物価が上がっているとき、期待インフレも同様に上がっている」という前提なしには成り立たないのでは?
・ゼロ金利制約とデフレの関係。
調べ方
・「分からない時の対処法」を振り返る。
活用方法
備忘・キーワード
参考
ログ8
テーマ
・金融政策を、単なるメソドロジーの観点からでなく、マクロ政策として捉えなおす。
・物価と為替レートについてはいったん横に置く。
既に分かっていること
・金融政策のうち、(金利操作ではなく)金利「誘導」を目的とする公開市場操作は、資金吸収/放出を通じて市中の資金量の調節を行う。
知りたいこと
・中銀の目標とその達成手段としての金融政策について概要を復習する。
調べ方
・「現代の金融入門」第3章を(ポイントを絞って)読む。
分かったこと
1.金融政策の目標
<新たな合意>
・中銀の役割は、短期的な景気変動(「振れ」)を均しつつ、中長期的には物価の安定を目指すこと
<中央銀行の独立性>
・中銀の独立性が欠けると、インフレ(短期的な経済改善)を引き起こしかねない
<裁量かルールかを超えて>
・ケインズ派(総需要の管理、裁量)とフリードマンらマネタリスト派(ルール、マネーストックの伸び率を一定化)が存在。
・一定の裁量の範囲(期間)内で、一時的なインフレを許しつつ、金利の誘導水準を達成することが必要。
2.金融政策の実際
<操作目標:マネーか金利か>
・マネーストックと銀行貸出を同値と仮定する。銀行が需要した資金量が翌日のマネーストック、ひいてはハイパワードマネーの需要量。
・オーバーナイト金利の誘導目標のもとで、受動的にハイパワードマネーを決定するのが中央銀行。
・いくらハイパワードマネーが供給されても金利が高ければ借りられない。そこで、中央銀行は当面の誘導金利を設定する。
・マネーストックは、金利誘導の結果として決まる内生変数にすぎない。
<金融政策の手段>
・オペには、一時的なショックを吸収するものと経済成長の結果生じる現金需要に応えるものが存在。前者が共通担保オペ(担保の範囲内で借り入れる、入札制)、後者が長期国債の買い切りオペ。
さらに知りたいこと
・<金利コントロール>の残り、<金融政策の手段>、および3.金融政策の効果についても要約。
調べ方
・同章を読む。
活用方法
備忘・キーワード
参考