ログ9

テーマ

 ・金融政策を、単なるメソドロジーの観点からでなく、マクロ政策として捉えなおす。

・物価と為替レートについてはいったん横に置く。

既に分かっていること

・中銀の役割と独立性の重要さ

・裁量/ルールの柔軟性ある政策

マネーストック金利誘導→ハイパワードマネーの内生変数

・2種類のオペ(一時的なショックの吸収と成長資金供給)の存在

知りたいこと

 ・金利コントロールの具体的手段と、政策効果

調べ方

 ・「現代の金融入門」第3章を(ポイントを絞って)読む。

分かったこと

<金融政策の手段> 

・かつて公定歩合市中金利を下回っていたが今は逆。公定歩合を使った相対貸付は「補完貸付」として、有事の資金供給手段を手段となっている。
・預金準備率操作はほとんど行われていない。準備率の引き上げはすなわち資金需要、ハイパワードマネーの需要増。
・なお、準備預金は従来無利子だったが、付利が一般的に。本邦では「補完当座預金制度」と呼称。もしも金融機関が無制限に準備預金を積めるのであれば、この金利短期金利の下限。

3.金融政策の効果

<金融政策の有効性>

・実質利子率が、支出活動に影響する。

・長期均衡に対応する実質利子率を、自然利子率と呼ぶ。

・均衡からの経済の乖離を避けるため、実質利子率を自然利子率に近づけるのが中央銀行の役割

・ただし、中央銀行がコントロールできるのは名目利子率。特に短期金利のみをコントロールできる。

・人々の期待インフレに変化がないもとで名目利子率を引き上げれば、その分実質利子率も上がる。もっとも、名目利子率の引き上げと同時に、もしも期待インフレも同じだけ高まれば、実質利子率は不変。

・したがって、人々の期待インフレを安定化することが重要。少なくとも、名目利子率を変化させたときの期待インフレ率の変化(弾力性)を、小さく(1以下に)したい。

・仮に、景気過熱でインフレが起きているとき、実質利子率は自然利子率を下回っている。この時中央銀行は名目利子率を上げて対応。

さらに知りたいこと

・”仮に、景気過熱でインフレが起きているとき、実質利子率は自然利子率を下回っている”の部分が直観的に理解できない。「需要過多で物価が上がっているとき、期待インフレも同様に上がっている」という前提なしには成り立たないのでは?

・ゼロ金利制約とデフレの関係。

調べ方

 ・「分からない時の対処法」を振り返る。

活用方法

 

備忘・キーワード

 

参考